3月に自宅でメインに使っているデスクトップマシンをWindowsからMacに替えました。きっかけは、5年間、自宅でメインに使っていたデスクトップPCが遅くて使い物にならなくなったことと、起動しなくなったことが重なったためです。
私は自宅でメインにWindows95からずっとWindowsを使ってきました。自作PCだったり、BTOだったり。サブとしてVaioノートだったり、Let’s Noteを。さらに、古くなったマシンにはLinuxを入れて動かしていました。
これまで、Macが選択肢に上がることはありませんでした。でも、今回のPCの買い替えでは、次のマシンはMacにしようとだいぶ前から考えていました。だから、WindowsとMacの選択肢で迷うこともありませんでした。
おそらく、会社では相変わらずWindowsなのだろうけど、自宅のメインマシンをMacに切り替えたり、切り替えを検討している私のようなユーザが多いのではないかと思います。最近のMacのシェアの伸びも、私のようなユーザも多少貢献しているのだろうなぁと思います。そして、これから切り替えを検討している人の参考になるかもしれない。あと、自分自身の備忘録としてこのエントリを書くことにしました。
私がWindowsからMacに切り替えた理由ですが、
1. 最近のセキュリティ強化で、自宅で仕事ができなくなった
これまで、Windowsを使い続けきた大きな理由の一つが、自宅に持ち帰った仕事をするときに、マイクロソフトのOfficeが動くということでした。しかし、昨今のオフィスセキュリティの強化の流れで、もう何年も前から仕事の情報をオフィスの外に持ち出すことができなくなりました。実際、自宅に仕事を持ち帰らなくなってから、マイクロソフトのOfficeを自宅で使うことが、年に数回かしかなくなりました。また、その作業もOpenOfficeのようなオープンソースのマイクロソフトOffice代替ソフトで十分な機能レベルです。
では、最近、自宅のPCで主にどのようなソフトを動かしていたかというと、
- iTunes
- 音楽ライブラリの管理
- iPhone, iPad, iPodの母艦の役割
- Adobe Light Room
- 写真ライブラリの管理
- 一眼レフデジタルカメラのRawデータ現像
- MindManager
- アイデア出しやそのブレークダウンのツールとして
- Evernote
- 何でも放り込めるメモ帳として
- Webブラウザ
- Dropbox、Sugarsync
どれも、Mac版があってWindowsの必然性はないのですよね。
2. iPhone, iPad, iPod, iTunesの相性、取り回しの良さ
そして、iPhoneやiPad、iPodを使うときの取り回しの良さや安定性です。Apple製品同士の組み合わせだから、そりゃそうですよね。
特に、iTunesが曲数が多くなるとWindows上での動作が鈍く、使っていてストレスを感じました。5年落ちPCで音楽ライブラリに1万4千曲も入っていれば、あたりまえかもしれませんが。Macに替えてからは快適です。とはいえ、クアッドコアのCPUでメモリもたっぷり積んでいるのだから、比較の対象としては公平ではありませんね。
我が家では、私がiPhone3GSとiPad、妻がiPhone4使っています。おそらく、これらのデバイスを、あと数年は買い替えながら使い続ける予定なので、Macとの付き合いもまだまだ続きそうです。
3. 価格対性能比もWindowsPCと比べて悪くない
そう、もうMacは高いということはありません。Mac Proは相変わらす高いけど。かってのiMacの私の印象は、ファニーな外観、手頃な価格、だけど、ディスプレィが小さい、CPUももうちょっとがんばってほしい。
だけど、今のiMacは27インチの液晶がついて、CPUもクアッドコアが選べて、OSのカーネルも64bitのネイティブで、あの価格。価格帯性能比も十分すぎます。デザインもアルミの梨地でオモチャ感がなくなり、センスのよいツール感があります。
WindowsのOSは高価だし、マイクロソフトのOfficeソフトも高価だけどほとんんど使わない。自宅で使うならiWorksで十分すぎで、かつマイクロソフトのOfficeと比べて圧倒的に安価。
結論
結論は、会社の仕事を持ち帰れなくなったいま、Windowsを積極的に選択する理由はなくなっています。Macを選ぶ理由は、iOSデバイスの母艦としての相性、Adobe LightRoomのようなデジカメ現像ソフトを使うときの色の正確さなどです。
と、いろいろと理屈をつけたけど、最後は気分の問題で、Macの方が魅力的だったからですね。
